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ビジネス界をリードする女性3名を選出
TIGER WOMAN OF THE YEAR2024
発表!!

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TIGER WOMAN OF THE YEAR 2024 授賞式
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旧来式のビジネスや組織に革新をもたらす女性リーダーを表彰するアワード「TIGER WOMAN OF THE YEAR2024」(共催:株式会社コトラ、後援:一般社団法人 新経済連盟、一般社団法人 プライベート・エクイティ協会)授賞式が、2024年2月26日(火)17時10分より、JPタワーホール(東京・千代田区丸の内2-7-2 KITTE4階)にて開催されました。

ビジネス界でマネージメントに従事する、日本のキャリア女性のロールモデルと呼ぶにふさわしい女性リーダー3名が、「タイガーウーマン」として選定されました。

TIGER WOMAN OF THE YEAR 2024

TIGER WOMAN OF THE YEARとは

挑戦を恐れず、歴史を創る女性たち ― 女性リーダー、新たな地平へ

近年、企業経営においてもっとも重要視される人的資本。
優れた人材・必要な人材が最適に採用・育成され、高いパフォーマンスを発揮することが本質的な企業価値を創ります。人的資本価値の向上においては、才能のダイバーシティが必須要素ですが、日本においては、優れた女性リーダーの発掘・育成の機会を今後、より創出していく必要があります。

爆速成長を生むマルチタスク型人材、エモーショナルな部下のロイヤリティ醸成、組織活動を円滑にするコミュニケーション力、インテグレーション力… 女性マネージメント層には様々な能力を発揮する素晴らしい人材があふれています。
それら女性マネージメントの方々の中から、日本全国の女性マネージメント人材たちをインスパイアするような活躍をされた方を選考し、プライズを贈るアワードが「TIGER WOMAN OF THE YEAR」です。

当アワードは開催主旨に賛同する株式会社コトラ、及び経済産業省、一般社団法人 新経済連盟、一般社団法人 日本プライベート・エクイティ協会の後援のもと開催されます。

受賞者 Awardee

PwCアドバイザリー合同会社
代表執行役

吉田 あかねさん


【選定理由】
pwcアドバイザリーは、様々な専門家が協力し、クライアント企業の課題を速やかに解決しているプロ集団です。その成果を出すにあたって、多様性がもっとも重視されています。
代表執行役である吉田様は、pwcアドバイザリーの組織再編においても大きな役割を果たされました。多様な関係者にビジョンを掲げ、常に現場に寄り添いながら、多様性を自ら率先垂範され、専門家が協力してクライアントの課題を解決する組織を作り続けてらっしゃいます。
そのエネルギッシュで誠実な姿勢は、後続するキャリア女性たちにとっての大きな指針となっています。
吉田様が今後もますますのご活躍されるとともに、さらに光をあてる存在であり続けることを確信しております。
この度はおめでとうございました。

【ご本人からのメッセージ】
皆様こんにちは。 PwC アドバイザリー合同会社の吉田あかねと申します。この度は栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。
これも1人では成し得なかったものと思っており、これまで一緒に歩んできた当社の役職員や、お世話になりましたクライアントの皆様に、この場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。

後続するキャリア女性たちへの指針となる、という選定理由を伺いまして、自分自身のこれまでを振り返ってみました。
私の母が学校の教員をしてきたこともあり、女性である自分が生涯を通じて働き続けるために、ライフイベントを想定しながら、どのような職業を選ぶのか、どのように周囲の理解を得るのか、学生時代から考え続けてまいりました。
その中で、今日に至るまで、自分が信ずることを進める上で、必要な協力を得るために丁寧なコミュニケーションをすることを心がけてきました。
私が当社の代表となってから数ヵ月後に、コロナ禍により、 M & A や官民インフラビジネスといった主要なビジネスがほぼ全て凍結となりました。
このままではいけないと考え、これまでの専門性別の組織から、お客様の属する産業の固有の課題に直接アドレスする組織に変更いたしました。
その際、社内の管理者層1人1人に丁寧に説明し、理解を得て、一丸となって組織変更を成し遂げたことは大きな自信となりました。

私は、社会の構造変革の流れにおいて、日本企業の経営者の皆様が大切にすべきなのは、適切にリスクを把握しつつ、新たな成長に向けて踏み出す勇気を持つことだと考えます。
こうした経営者の皆様を支えるにあたって、重要な役割を果たすのが、ダイバーシティ&インクルージョンであると考えております。
成長に向けて真に重要なことを選択し、前に進めていくために、ジェンダーや国籍、バックグラウンドの異なるメンバーの意見を俎上に載せながら意思決定を図っていくことは、大変有益かつ効果的であると考えております。

大変偉そうなことを申し上げてしまいましたが、この度の受賞を励みに、これからもより豊かで健全な社会を実現するための企業経営をサポートして参りたいというふうに考えております。
そして性別に関係なく、各界のリーダーの皆様とともに、日本を世界から羨望と尊敬を集めるような社会にしていくお手伝いができたら、何よりの光栄であると考えております。
本日は誠にありがとうございました。


【プロフィール】
吉田 あかね
PwCアドバイザリー合同会社 代表執行役

大手監査法人における一部上場企業およびSEC上場会社の法定監査、内部統制構築、IPO支援などを経て、2005年外資系大手広告会社のグループコントローラーとして国内グループ会社12社の財務統括業務に従事。
2009年より現PwCアドバイザリー合同会社のM&A部門に参画し、M&A戦略の策定や、ビジネス・オペレーション・ガバナンスに関するデューデリジェンス、事業の一部譲渡に関する売却および買収実行、M&A後の経営統合、事業再編における組織体制構築など、日本および外国企業のクロスボーダー取引に関するハンズオンでの支援を実施。
ディールの実行からPMIを通じた企業価値の最大化とそれを実現する組織変革、コーポレートガバナンスにおいて求められる経営者の説明責任の遂行を最重要課題と考え、アドバイスを提供している。

野村證券株式会社
代表取締役副社長

鳥海 智絵さん


【選定理由】
鳥海さんは、2014年に野村信託銀行執行役社長にご就任され、邦銀初の女性トップの誕生として、当時メディアからも大変注目を集め、皆様のご記憶にも新しいことと思います。2018年からは野村証券専務執行役員、そして昨年2023年4月より野村証券代表取締役副社長にご就任され、益々ご活躍のフィールドを広げていらっしゃいます。

あるインタビュー記事で拝見したエピソードを1つご紹介したいと思います。鳥海さんは、新人時代、まさに女性総合職の先駆けとしてキャリアを切り拓いてこられましたが、入社当時は総合職といってもまだステレオタイプな業務もこなさなければならない日々。そういった中でも、鳥海さんは、先輩が読んだ本や資料、会議で余った資料を片づける中でも、自分の知識のためになるものはファイリングをし、とにかく自分の知を蓄える努力をされていたそうです。こうした行動からも、鳥海さんは、私たちの周りにあふれているOpportunity(機会)をきちんとつかみ取りポジティブなエネルギーに変換していく力をお持ちだと感じました。その後のキャリアを積み重ねていくうえでも、節目節目にこうした能力や発想を発揮されてこられたのだと思います。

ご本人も、後輩の皆さんに「与えられた仕事を漠然としてはいけない。自分で取りにいくんだ」と発破をかけておられるそうですが、私たちもそういった気持ちで何事にも取り組んでいくことの大切さを改めて感じた次第です。

【ご本人からのメッセージ】
この度は、このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。
私は1989年にいわゆる女性総合職2期生として野村證券に入社し、トレーダーとしてキャリアをスタートさせました。
よく「男社会の野村證券でどうやって生き残ったんですか?」と聞かれるのですが、キャリアの始まりから、海外の金融機関の日本人以外の方々と働くことも多く、当初から多様性を当たり前と思う上司の元で、恵まれた環境で過ごしてきました。
そこから、35年あまり、社内外で支えてくださった多くの方々に、この場を借りて感謝を申し上げたいと思います。
なんども人事異動があり、新しい職務になるごとに苦労してきましたけれど、それぞれの立場で、プロとして期待された以上の成果を出そう、と思って目の前のことに地道に取り組んだ結果が今に繋がっているのではないかと思います。
よく女性の皆さんが「新しいことに取り組む自信がない」と仰るのを聞きます。実は私自身もそうでした。その、「自信がない」がゆえに、勉強する、入念に準備をする、それが結果を生んだ面もあると思います。
ですから、もし今日、お聞きになられている方の中に、挑戦する自信がない、と思っている方がいたら、自信がないことを強みにして前に進んで頂きたいと思います。
もう一つ、本日お伝えしたいことは、物事は変えられる、変わる、ということです。

野村證券では昨年、男性の長期の育児休業取得を推進する意味合いもあって、1か月以上の育児休業に対する奨励金制度を導入しました。
実際に長い育休を取る男性も増えてきて、企業文化が変わっていることを実感しています。

こうしたことも含めて、私自身、これから若い皆さんがより広いフィールドでリーダシップを発揮する機会が増えるように、広く社会に向けて、できる限り力を尽くしていきたいと考えています。
新しいTiger Womanにお目にかかることを楽しみにしています。
本日はありがとうございました。


【プロフィール】
鳥海 智絵
野村證券株式会社 代表取締役副社長

神奈川県出身。1989年、早稲田大学法学部卒業後、女性総合職2期生として野村證券に入社。
1996年に米国スタンフォード大学MBAを取得。帰国後、エクイティ部課長、金融商品部課長などを経験した後、2005年に野村ホールディングス秘書室で社長秘書を務める。
経営企画部長などを経て、2012年から野村ホールディングス執行役員として経営企画部やアジア戦略を担当後、2014年に野村信託銀行執行役社長に就任。
2018年4月より野村證券専務執行役員、2020年7月より野村ホールディングス コンテンツ・カンパニー長 サステナビリティ推進 兼 金融経済教育管掌。2023年4月、野村證券代表取締役副社長に就任。

オムロン株式会社
執行役員/CEO室長

高田 寿子さん


【選定理由】
オムロンの企業理念の中核である社憲、「我々の働きで我々の生活を向上し、より良い社会をつくりましょう」、そして「事業を通じて社会の発展に貢献する」という使命に惹かれて、オムロン株式会社に入社されました。オムロン入社後は、IR業務やM&Aを実行。
2021年より、現職の執行役員 CEO室長に就かれています。
世界経済フォーラムが言い出した言葉ですけど、第4次産業革命と言われていまして、世界中で産業構造が大きく変革しているという中で、皆さんの企業もそうかと思うんですけど、事業ポートフォリオの変革というのが、多くの企業の最重要経営課題の一つになっているかと思います。
オムロンでも、事業ポートフォリオ変革というのは重要な経営課題になっていまして、高田さんがCEO室長として、事業ポートフォリオ変革を強力にリードされているということでございます。ご本人は、虎のように吠えまくっているので、まさにタイガーウーマンなんだということですけども、吠えているからタイガーウーマンということではなく、実際にかなり成果を上げられているということでございます。

【ご本人からのメッセージ】
本日はこんな素晴らしい賞を授与いただきまして本当にありがとうございます。
身に余る光栄と存じております。

このお話をいただいた際に「なぜ私が選ばれたのかしら」と思いました。先ほどのお話にあった通り、かわいい虎さんと私の接点は、常日頃吠えているということしか思い浮かばなかったのですが、いい機会だったので、なぜ私は日々、吠えているのかと一回考えてみました。
その理由として、私自身がまず楽しくて幸せな人生を送りたいと思っていて、同じように周りの方にも楽しくて幸せな人生を送って欲しいと切に願っているからなのではないだろうかと思いました。

1日24時間、1年365日、そして人生という限りある時間の中で、後向きや内向きなことに時間を使うのではなくて、前向きで外向きのことにエネルギーを使いたいと自分も思っていますし、皆さんにもそうしていただきたいと思っています。

ここで、社会人になった時の先輩がおっしゃった言葉で、心に残っているものをご紹介します。「人生は自作自演のドラマであって、1人1人がその主人公」。ということは「自分の人生をどうするかは自分次第です」ということだと思います。
とはいえ自分のことを振り返ってみますと、素晴らしい先輩方、周りの方々に私自身が成長するチャンスを作っていただきましたし、そういう環境を作ってくださったというのは、まぎれもない事実だと思っています。
そのおかげで猫から虎に脱皮ができて、キャリアを重ねられたと思っております。

これからは私が若い方々や他の女性の皆さんのために、こういう環境を作っていくことにチャレンジし続けたいなと思っております。そして、彼らが真の意味で輝いて、資産運用立国の一端を担う企業側として、企業価値創造に向けて、会社で、社会で、そして日本で活躍されるように、微力ながら貢献したいなと思っています。なので、今後も愛情を持って吠えていきたいなと思っています。
本日はどうもありがとうございました。


【プロフィール】
高田 寿子
オムロン株式会社 執行役員 CEO室長

ゴールドマン・サックス証券、ソニー株式会社を経て、UBS証券に入社。投資銀行業務に従事。その後、GCA株式会社(現フーリハン・ローキー(株)) に入社、国内外のM&Aアドバイザリー業務に従事。
2014年、オムロンの企業理念の中核である社憲 「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう」、そして「事業を通じて社会の発展に貢献する」という使命に惹かれ、オムロンに入社。
オムロン入社後はIR業務やM&Aを実行。2021年より現職。
東京大学工学部卒業。London Business School MBA終了。

審査員メッセージ Messege from judges

実行委員長
株式会社コトラ 代表取締役社長

大西 利佳子



タイガーウーマンオブザイヤーは今回で2回目となります。前回も素晴らしい方々を表彰させていただきましたが、第2回を開催できましたことは関係者の皆様のご尽力のおかげです。改めまして御礼申し上げます。
さて、近年、企業経営においてもっとも重要視されていることは人的資本です。
人的資本経営に必要なことは、優れた人材・必要な人材が最適に配置され、高いパフォーマンスを発揮することです。そして、人的資本価値の向上においては、才能のダイバーシティが必須要素です。
ダイバーシティのひとつには、ジェンダーダイバーシティがあります。
女性管理職には、様々な能力を発揮する人材があふれています。
爆速成長を生むマルチタスク能力、部下の感情を高める共感力、組織活動を円滑にするコミュニケーション力… など、これからの組織に必要な才能を持っています。
活躍している女性たちは女性だからという意識はなく、組織や社会への貢献のため力を尽くしてきた結果です。

一方で、リーダーをつとめる女性の数はまだまだ少なく、優れた女性リーダーの発掘・育成の機会を今後、より創出していく必要があります。
リーダーに必要なことは、課題の設定能力と、意思決定の数、そして一歩踏み出す勇気です。
仕事に全力でコミットすることで、リーダーシップを身に着けることができます。そこに遠慮や尻込みがなく、一歩を踏み出し前進する女性たちが増えることを願っています。

女性マネージメントの方々の中から、日本全国の女性マネージメント人材たちを勇気づける活躍をされた方を選考し、表彰するアワードが「TIGER WOMAN OF THE YEAR」です。
未来のリーダーに一歩を踏み出す勇気を与えられる方々にタイガーウーマンオブザイヤーを贈らせていただきます。

慶應義塾大学 特任教授
岩本 隆



改めまして、3名のタイガーウーマンの皆様、受賞おめでとうございます。
皆さんは大企業の役員として、経営者として活躍されていますが、すごく印象に残ったのはとても生き生きとされているということです。こういったロールモデルが日本全体に広がっていけばいいなという風に思いました。
女性活躍というのは、グローバルには性別による差別をなくすということで進んでいるんですけども、日本はグローバルとはまた異なった特殊事情があります。

皆さん、労働人口の2030年問題というのをお聞きになられたことがあるかと思います。今、実は2024年問題とか、2040年問題とか、いろんな言葉が飛び交っていますが、2030年問題ですね。これは何かと言いますと、労働人口が、今と比べて20%減るということです。
そうしますと、GDPで換算すると、一人当たりGDPが変わらないと仮定した場合、100兆円のGDPが飛んでしまうということでございます。
2030年には100兆円のGDPが飛んでいる、この2030年問題を解決するには、大企業を定年退職された方々に働いていただくというのも一つあるんですけども、実は一番重要なのは、働き盛りの女性が正社員になって働くことです。男女間賃金格差というのがありますけど、実は日本がG7で最も格差の大きい国です。日本は男女差別の大きい国だと言われてまして、多分生活している中で実感として、男女差別しているかな?という風に感じられる方は多いと思うんですけども、数字だけ見ると、男女差別されている国だということです。
この男女間賃金格差の大きな要因が、実は働き盛りの女性がパートとかアルバイトで働いているということですね。
こういった女性たちが、企業も環境を整える必要があるんですけど、正社員として活躍していただくということが、2030年問題の解決に大きく寄与するのかなというふうに思っております。
是非、今日受賞された3名の方々をロールモデルに、100兆円のGDP減少を、女性の活躍で止めていただけることをすごく期待しております。

一般社団法人 日本経済団体連合会
統括主幹/CATCHY代表

大山 みこ



経団連でダイバーシティ政策や金融・コーポレートガバナンス政策を担当しております、大山みこでございます。
本年もこのような貴重な機会に参画させていただき、誠にありがとうございます。先ほどの基調講演、パネルディスカッションでも、なぜ今、日本の組織や社会にダイバーシティやジェンダー平等が必要なのかにつきましてお話があり、大変共感を持って伺っておりました。まさに同じ思いで、経団連もこの課題に取り組み、旗を振っております。

その一方で、国連の調査結果によりますと、グローバルでのジェンダー・ギャップは、世界各国が今のスピードでジェンダーギャップに取り組んでいくと、この解消には、あと300年もかかると言われております。

今日お越しの企業の皆様は、感度高く、女性のエンパワーメントをはじめダイバーシティの推進に取り組んでおられると思いますが、日本全体としては、もっともっと本気度をあげて、この問題に取り組んでいく必要があると感じております。

そうした中で、コトラの大西社長のイニシアチブによる「TIGER WOMAN OF THE YEAR」を通じて、優秀な女性やポテンシャルの高い人財を社内外に可視化していくことは、大変重要な取り組みであるとともに、毎年、大変素晴らしい多様なロールモデルの内外への発信を重ねていけることは、大変有意義であると思います。